特定保健用食品(トクホ)と機能性表示食品の違い
(先日のニュースでやっていたのでまとめてみた。)
特定保健用食品
特定保健用食品、通称トクホの商品は年々増え続けている。
メッツのコーラも特定保健用食品として認定され話題になった。
そもそもトクホとは……
トクホは、個々の製品ごとに消費者庁長官の許可を受けており、保健の効果(許可表示内容)を表示することのできる食品です。
他の食品と違うのは、からだの生理学的機能などに影響を与える成分を含んでいて、血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、お腹の調子を整えるのに役立つなどの特定の保健の効果が科学的に証明されている(国に科学的根拠を示して、有効性や安全性の審査を受けています。)ということです。
トクホ(特定保健用食品)とか栄養機能食品って何?|「食品衛生の窓」東京都福祉保健局
国に効果を認められたもの、らしい。
- 出版社/メーカー: カルピス
- 発売日: 2013/01/23
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機能性表示食品
一方、今年の4月から食品の新しい表示制度である「機能性表示食品」が始まった。
機能性表示食品とは…
食品に対して、「健康の維持・増進に役立つ」旨の表示ができるようになります。
えっ、これじゃあトクホと何にも変わらないんじゃないかって?
実はこれ…
企業が表示の科学的根拠(自社で実施した調査・研究でなくとも可)を消費者庁に届け出けるだけで済みます
詳しくは☝
トクホは国に認定されるために研究や研究を企業がしなければならないが、機能性表示食品は科学的根拠を届け出るだけで大丈夫。
つまり、届け出だけで
「この商品は機能性表示食品ですよ!」
と表示していいということになる。
機能性表示食品のメリットは消費者に商品の機能性をアピールできるという点とトクホよりも簡単に申請ができる点、この2つが大きいだろう。
この二つ、特定保健用食品と機能性表示食品。
信頼できるのは特定保健用食品だろう…。
機能性表示食品が危険だ、ということでもないが特定保健用食品は国が認定したものである以上、機能性表示食品に勝ち目はない。だが、機能性表示食品は容易に商品の効果を宣伝できるという企業にとっての利点がある。だが、消費者はこの違いを全く理解できていない。調べた俺もこの両者の明確な違いはよく分かっていない。
結論
トクホだけで良かったんじゃないの?
(消費者目線)